私は現在30代で結婚をして子供が一人います。
最近育児が少し落ち着いてきたので、自分のやりたかったことが徐々に露になってきました。
私には小さい頃からずっとプロの演奏家になりたいという夢がありました。
しかし、家庭環境などから音大へ進学することができず、そこで夢を諦めてしまいました。
今思えば、奨学金を借りてでも進学するべきだったと思います。
でも今、素敵な夫と可愛い子供に恵まれ、精神的にとても満たされています。
プロを目指していた時に使用していたヴァイオリンは、結婚・出産を機に弾かなくなりました。
ある日夫が、たまには私のヴァイオリンが聴きたいと言ってきたので久しぶりに演奏をしました。
付き合っている頃から夫は私の奏でるヴァイオリンが大好きで、よく「僕だけが聴くのは勿体ない。」と言っていました。
夫は私の演奏を聴き終えると、少し間をおいて「音楽の勉強してみるか?」と言いました。
私が笑い飛ばそうとすると、夫は今の環境なら前よりずっと良い演奏ができる、と真剣に言いました。
社会人枠で受験できる音大を探してみたら?と言われ、私は初めは迷いましたが夫の言葉に甘えることにしました。
地方住みなので、音大へ通うにはなかなか体力が要りそうですが、こんな形でまたヴァイオリンと向き合えることが嬉しくてなりません。
30代から音大進学なんて、と実家からは呆れられましたが、応援してくれる夫と子供に勇気をもらい、新たな道を歩み始めています。
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